ミシュラン トラックタイヤのTPMSクラウドサービス、20年に2万台へ

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カテゴリー: ニュース
B2Bタイヤ事業部の高橋執行役員(左)と尾根山純一マネージャー

 日本ミシュランタイヤは4月26日、ソフトバンクと協業してトラックバス用タイヤの管理システム「ミシュランTPMSクラウドサービス」を6月1日から提供すると発表した。契約件数は当初300台からスタートし、2020年に2万台を目指す。さらに同社のワイドシングルタイヤ「X One」(エックス・ワン)の販売増にも繋げていく考えだ。

 新サービスはタイヤメーカーとして国内で初の実用化となる。車両にオレンジジャパン製のTPMS(タイヤ空気圧管理システム)と、クラウドにデータを送信する通信端末を設置することで、ドライバーだけでなく運行管理者も複数の車両のタイヤ空気圧や温度、車両位置情報をデジタル端末で管理できる。また全国で約1000の拠点がある「ミシュランレスキューネットワーク」と連携しており、異常を検知した際は運行管理者などに車両情報のメールが送信され、迅速に対応できるのも特徴。

ミシュランTPMSクラウドサービスのイメージ

 同日都内で開いた会見で、B2Bタイヤ事業部の高橋敬明執行役員は「我々にはTPMSもレスキューネットワークも今までの豊富な実績がある」と述べ、ユーザーへの安心感をアピールした。将来的にはアジア太平洋地区への展開や、他の生産財タイヤへ技術を活用する可能性もある。

 参考販売価格(税抜)は2年契約の場合で月額9200円から。月額通信費用は980円。


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