【横浜ゴム】生産財事業を強化 愛知タイヤ工業と連携

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カテゴリー: ニュース

 横浜ゴムは今年3月に買収した愛知タイヤ工業(愛知県小牧市)と一体となり、フォークリフト用を中心とした産業車両用タイヤの販売を強化する。横浜ゴムの国内市販用タイヤ営業部門と愛知タイヤ工業の営業部門がタッグを組み、生産財タイヤのユーザーに向けてトラック・バス用タイヤと産業車両用タイヤをトータルで提案する活動を進める。

 横浜ゴムはこれまで国内では産業車両用タイヤの販売体制構築が課題だったが、ノーパンクタイヤで国内トップシェアの愛知タイヤ工業を傘下に収めたことで、従来はアプローチしていなかった顧客に対しても攻勢を強めていく。すでに愛知タイヤ工業の製品に関する研修会を進めており、2018年以降に営業活動を本格化する。

 また将来的には横浜ゴムが持っている材料技術などを愛知タイヤ工業の商品開発に活用することも検討する。さらに昨年買収したアライアンスタイヤグループとの連携も視野に、産業車両用タイヤのグローバル展開に取り組むことでシナジー効果を高めていく考えだ。

 横浜ゴムは2017年を最終年度とした中期経営計画の中で、タイヤ事業戦略の柱の一つに生産財タイヤ事業の拡大を掲げて事業を強化してきた。愛知タイヤ工業は1942年に設立したノーパンクタイヤの老舗メーカー。愛知県内に2カ所の工場があり、国内市場では高いブランド力を有している。

 国内では愛知タイヤ工業以外に大手ではブリヂストンや住友ゴム工業もノーパンクタイヤを販売している。またカナダに本社を置くカムソが日本法人を立ち上げて、2022年までにシェア2割を目指して販売強化に取り組んでいるほか、近年は中国をはじめとした新興国メーカーから安価な輸入品も流通している。

 国内市場は2020年の東京オリンピックに向けて一時的に需要拡大が見込まれているものの、将来的には大幅な成長は期待できない。こうした中、各社の競争が厳しさを増していきそうだ。


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