【JAF】冬道でのノーマルタイヤの危険性を実証

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カテゴリー: ニュース

 JAF(日本自動車連盟)は11月17日、氷雪路における「ノーマルタイヤやスタッドレスタイヤ等の制動距離」と「衝突被害軽減ブレーキ」(自動ブレーキ)に関する検証実験を行い、その結果をまとめた。非降雪地域ではスタッドレスタイヤやタイヤチェーンを保有していないユーザーが多く、降雪時でもノーマルタイヤで走行することによってスリップ事故や渋滞の原因になっていることから降雪時期を前にドライバーに安全運転を啓発するもの。

時速40kmからの制動距離の比較

 実験では、圧雪路と氷盤路での制動距離(時速40kmから急ブレーキ)を、スタッドレスタイヤやノーマルタイヤなど6種類のタイヤで検証した。

 その結果、圧雪路ではスタッドレスタイヤが最も短い距離で停止したが、ノーマルタイヤはその約1.7倍も制動距離が伸びた。また、チェーンについては、種類や路面状況によって制動距離が長くなることもケースがあった。

 一方、氷盤路ではチェーン装着が最も短い距離で停止した。これはチェーンに埋め込まれた金属製のピンが氷盤に食い込み、グリップ力が上がったことが要因と見られる。ノーマルタイヤ、オールシーズンタイヤなどは制動距離が長く、特にノーマルタイヤはチェーンの1.8倍も距離が伸びた。

 JAFでは、「雪道でのノーマルタイヤは明らかに制動距離が長くなり、極めて危険になる」としており、スタッドレスタイヤやチェーンを必ず装着するよう呼びかけている。

 また衝突被害軽減ブレーキの実験では、雪道でもシステムが適切に作動して障害物との衝突を回避できるのかを、圧雪路と氷盤路で時速10kmと30kmで検証した。

 いずれの場合も障害物を検知してシステムは作動したが、圧雪路の10km以外は止まることができず、停止車両に見立てた障害物に衝突する結果となった。滑りやすい路面の場合、衝突被害軽減ブレーキが十分に効果を発揮できない可能性があるという。


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