【住友ゴム】「サイレントコア」搭載商品1000万本を突破

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カテゴリー: タイヤ事業戦略, 特集

 住友ゴム工業が販売する「サイレントコア(特殊吸音スポンジ)」搭載商品のメーカー累計出荷本数が5月30日に1000万本を突破した。サイレントコアはタイヤ内部の空気振動に起因するノイズを低減することで高い静粛性能を実現する独自技術で、2006年に発売したダンロップ「LE MANS(ル・マン)LM703」に世界で初めて採用。それ以来、「ル・マン」および「VEURO」(ビューロ)シリーズに搭載し、ユーザーから高い評価を得てきた。増田栄一執行役員(タイヤ国内リプレイス営業本部長)は「1000万本を達成できたのはお客様と販売店の皆様のお陰です」と感謝を口にする。サイレントコアの歴史や同技術を搭載した最新商品「LE MANS Ⅴ」(ル・マン ファイブ)を中心に語ってもらった。

「1000万本を突破できたのは、皆様の気持ちがあってこそ」

 ――サイレントコア搭載商品のメーカー累計出荷本数が1000万本を突破しました。これまでの歴史を振り返ってください。

増田 栄一執行役員
住友ゴム工業の増田栄一執行役員(タイヤ国内リプレイス営業本部長)

 「サイレントコアを搭載した最初の商品は2006年に発売した『ル・マン LM703』です。その後、『ル・マン』シリーズでは2011年の『ル・マン 4』、そして今年2月に発売した新商品『ル・マン ファイブ』、また『ビューロ』シリーズとしては、2007年の『ビューロ VE302』、2013年に発売した『ビューロ VE303』と、5種類のタイヤに搭載し、このたび累計出荷本数1000万本を迎えることができました。

 今年の『ル・マン ファイブ』の新発売を機に社内では1000万本達成までのカウントダウンをしながら盛り上げてまいりました。全国の拠点で共通のボードを作成して、毎日確認しながら、皆が一丸となって販売を行いました。これにより、当初想定したより早い5月に達成できたのは皆の頑張りがあったからだと思います。

 そして何より1000万本を達成できたのはお客様があってこそだと本当に感謝していますし、達成した際には、今までご愛顧頂いたお客様、タイヤ販売店の皆様にお返しをしよう、感謝の気持ちをお伝えしようということで、キャンペーンを企画しました。

 『選ばれて1000万本 ダンロップ大感謝祭!』と題したキャンペーンを6月30日まで実施しています。

 これは感謝の気持ちを込めて海外旅行などが抽選で当たる企画ですが、皆様に選ばれての1000万本ですので、販売店様にも同じ気持ちを伝えられるように有効に活用して頂ければと考えています」

 ――「サイレントコア」はタイヤの内側に特殊吸音スポンジを装着するという世界初の技術ですね。

サイレントコア
サイレントコアのイメージ

 「以前からタイヤ内部の空気振動に起因するノイズを低減するためにはスポンジのような素材が必要だということは分かっていましたが、それを商品化することは非常に大変でした。どうすれば空洞共鳴音を抑制し高い静粛性能を実現できるか――技術陣が試行錯誤をして開発した結果、商品化することができました。

 そしてお客様自身がそのタイヤを装着して頂いた際に、音の静かさに喜んで頂けたと思いますし、そういう商品を世に出すことができたのはセンセーショナルだったと自負しています。

 これはダンロップの歴史から繋がっているアイデンティティだと思っています。どういう商品を開発すればお客様に喜んで頂けるのか――J.B.ダンロップが世界で初めて発明した空気入りタイヤは、3輪車に乗っていた息子のために、『もう少し乗り心地が良いものを』という愛情から生まれました。

 それから130年近い歴史がありますが、愛情という気持ちは今の開発陣にもしっかりと受け継がれているのだと思います」

「誰もが実感できる静粛性を」

 ――「サイレントコア」を装着したタイヤを使用するユーザーからの評価は。

LE MANS V
「サイレントコア」(特殊吸音スポンジ)を搭載した「LE MANS V」

 「2月に『ル・マン ファイブ』を発売しましたが、お客様からは『今までに無いような静粛性がある』という声を頂いていますし、『乗り心地が従来のタイヤより快適になっている』『誰もが実感できるレベルのタイヤに仕上がっている』などと評価を頂いており、非常に嬉しく思っています。

 販売店様からは『サイレントコア』による商品の差別化に繋がると思いますし、『商品の価値観を表現できているのでお客様に非常に勧めやすい』という声を頂いています。店頭では特殊吸音スポンジの効果を体感して頂けるツールもご用意しておりますので、『納得して頂きやすい』と好評です」

 ――新商品「ル・マン ファイブ」の特徴は。

 「現在、世の中のニーズで低燃費性能は当たり前になっています。またクルマが多様化する中、低燃費プラスアルファの価値観を持った商品が望まれていると考えています。

 そこでお客様がタイヤに何を求めているのかアンケートを行うと、低燃費性能に加え、静粛性能や乗り心地性能といった“快適性能”を要望される声を多く頂きます。新商品はその快適性能に繋がる部分にこだわって開発しようというのがスタートでした。

 『ル・マン ファイブ』は、“誰もが実感できる快適性能”をキャッチコピーにしていますが、乗って頂ければすぐに違いが分かるほどのタイヤに仕上がっています。また、より多くのお客様に装着して頂きたいという想いで、サイズラインアップも61サイズと幅広く揃えました。

 当社は“選べるダンロップ”という幅広いラインアップで訴求していますが、商品によってサイズバリエーションが異なればお客様の選択肢が狭くなってしまいます。『エナセーブ』や『ル・マン』『ビューロ』など各シリーズで豊富なサイズを揃えて、お客様がご自身に合ったタイヤを選択できることが重要だと考えています」

 ――「サイレントコア」搭載商品1000万本突破を記念してユーザーや販売店へのメッセージを。

 「タイヤ販売店の皆様のご協力がなければ1000万本は突破できていませんし、皆様の気持ちがあってこそだと思っています。1本1本が積み重なって、振り返ると1000万本になりました。それだけお客様に愛されて、選んで頂き本当に嬉しく思いますし、それを販売して頂いた皆様のお陰だと改めて感謝しています。

 次の2000万本を達成するまでの期間は今までより短縮できればと考えています。『サイレントコア』を搭載した商品は非常に良いタイヤですので、その良さを分かって頂ければ不可能ではありません。その目標に向かって、良いタイヤを一人でも多くの方に体感して頂き、『装着して良かった』と実感して頂くことが重要だと思っています。

 『サイレントコア』搭載商品をより一層販売していくためには、やはり販売店様のお力が必要ですので、今後もご支援をお願いしたいと思います。皆様にはこれまでの感謝を申し上げ、さらに一緒になって盛り上げていきたいと思っています。

 販売店様に『このタイヤを販売できて良かった』と感じて頂き、ご購入頂いたお客様にも『このタイヤを装着して良かった』と、双方が思って頂けるような商品を今後も市場に投入していきたいと考えています」


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