厳しい日本市場で品質を磨き上げる中国・ワンリ

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カテゴリー: コラム

 先月、中国で開かれた「第14回中国国際タイヤ博覧会」(CITEXPO2016)に出展したWANLI(ワンリ)。同社は今年1月の東京オートサロンへの出展を皮切りに本格的に日本進出に乗り出した。

 ブランド・プロモーションを担当する唐曙波氏は、「日本は顧客の目が厳しいが、それに応えようと努めることで品質を磨き上げることができる」と話す。

WANLI
D1グランプリに参戦し、斎藤太吾選手は優勝を果たした(写真はD1グランプリ公式サイトより)

 同社は今年3月にD1グランプリの公式スポンサーを務めるとともに、斎藤太吾氏が所属する「WANLI FAT FIVE RACING」をサポートしている。

タイヤメーカーのD1グランプリへの協賛はブリヂストン、住友ゴム工業、東洋ゴム工業、日本グッドイヤーに続き、5社目となった。これを通じてブランドの認知度向上やイメージアップを図り、日本市場のニーズにミートした商品開発を進めていく考えだ。

 来年の東京オートサロンにも出展を予定しており、「展示スペースは今年より大きく確保しており、ブランドを強力にアピールしていく」(同)。

 ワンリは1988年に設立した中国の国有企業。2015年の売上高は前年比5・8%増の5億2670万ドル(約545億6600万円)で、世界タイヤ売上高ランキングでは昨年の49位から42位に上がった。また2020年までに売上高200億元(約3083億円)を目標に掲げている。

 同社は広東省に乗用車用タイヤとトラック用タイヤの生産拠点を1カ所ずつ構えていたが、今年11月にトラック用タイヤ工場を広州市から安徽省合肥市に移転する。合肥市に新工場を建設し、最新の生産設備を導入。第1期の生産能力は年産200万本を計画しており、将来的には400万本へと倍増させる。また乗用車用タイヤの生産能力は現時点で年産1600万本となっている。

 さらに、同社は海外初の生産拠点として、米国に乗用車用タイヤ新工場の建設を計画している。海外進出を加速するワンリのさらなる成長に関心が高まっている。


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