横浜ゴム 地域と一体となった事業運営への取り組み

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カテゴリー: コラム
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イースト・ミシシッピ・コミュニティカレッジの研修風景

 海外に進出した企業がいかに地域からの信頼を得て、また必要とされる存在になっていくか――事業のグローバル化が進み、社会活動の重要性が一層増してくる中、横浜ゴムはトラック・バス用タイヤを新設した米・ミシシッピ州で“ローカル化”への取り組みを加速させる。

 ミシシッピ工場からほど近い場所にある教育機関「EMCC」(イースト・ミシシッピ・コミュニティカレッジ)では、地域住民が機械や電気に関する技能習得に励んでいる。全米に1000校以上あるコミュニティカレッジは2年制の大学機関だが、再就職のための職業訓練施設としての役割も担う。受講生はここで一定期間、即戦力となる技術や知識を学んだ後、地元企業へ応募を行う。横浜ゴムの現地タイヤ生産子会社ヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・ミシシッピ(YTMM)の場合、とくに工場のオペレーター職での受け入れが多く、すでにEMCCの修了生を175名採用した。

 ミシシッピ州は全米でもとくに失業率が高い地域で、雇用面からYTMMへ寄せられる期待は大きい。また同社にとっても今後の拡張に備えて質の高い労働力を確保できるというメリットがある。さらに自社が独自に採用した従業員に対して研修を委託するケースもあるという。一方で人材が不足しているエンジニア系の職種にはついては、近隣のミシシッピ州立大学と協力関係を結ぶことで安定化を進めていく考えだ。

 YTMMでは今年5月に施設の改修費用などを目的に両校に各25万ドル(約3000万円)を寄付し、学校運営の支援を始めたところ。今後もこうした活動を継続し、地域と共存した事業展開を目指していく。


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