特集

未来を想像する――モビリティを支える“将来のタイヤ技術”
事業戦略 18,879
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未来を想像する――モビリティを支える“将来のタイヤ技術”

 大変革期を迎えている自動車業界。昨年10月に発表したトヨタ自動車とソフトバンクの協業も記憶に新しい。両社が設立する新会社「モネ・テクノロジーズ」では、移動や物流、物販などに利用できる次世代電気自動車を活用した新たなサービス展開が予定されている。このような新分野で活用されるのがCASE――コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化――の技術だが、例えば電気自動車(EV)は国内外を問わず開発が加速…

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ブリヂストン、持続可能な社会へリーダーシップを
事業戦略 3,574
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ブリヂストン、持続可能な社会へリーダーシップを

 将来も継続してタイヤ事業を運営するために必要なことは――世界的なモビリティの発展により、2017年まで8年連続で四輪車の生産・販売台数が増加し、タイヤの需要も拡大している。ただ、タイヤに使用する材料には限りある資源の石油由来の素材や、安定供給に課題が残る生物由来の素材も多く活用されている。こうした中、世界最大のタイヤメーカー、ブリヂストンはどのような取り組みを行っているのか――同社が目標とする“…

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コンチネンタル、日系カーメーカーへ更なる採用拡大へ
事業戦略 2,685
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コンチネンタル、日系カーメーカーへ更なる採用拡大へ

 世界の新車市場で約3割のシェアを誇り、特にアジアで高い人気を持つと言われる日系自動車メーカー。独コンチネンタルはグローバルで日系カーメーカーの承認を多数獲得しており、世界市場で流通量を拡大させている。さらに、2018年は日産自動車「リーフ NISMO」に装着される「ContiSportContact5」の国内納入を開始するなど、日系カーメーカー向けのOEタイヤ事業を一つのキーとして更なる成長を目…

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横浜ゴム、エンドユーザーとのコミュニケーションを活性化
事業戦略 2,301
2,301

横浜ゴム、エンドユーザーとのコミュニケーションを活性化

 タイヤメーカーが消費者とのコミュニケーション活動を積極化している。横浜ゴムは中期経営計画の戦略の中で「コミュニケーション活性化」を掲げ、厳しい市場環境の中でブランドの魅力を確立させる活動に取り組む。タイヤ企画本部消費財製品企画部の政友毅部長と経営企画部の土岐尚子氏にその狙いや展望を聞いた。 ライフスタイルに入り込んだブランドへ  ――中期経営計画のタイヤ消費財事業の中で「お客様とのコミュニケーシ…

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ミシュラン、タイヤとミシュランガイドを結びつける新たな挑戦
事業戦略 1,858
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ミシュラン、タイヤとミシュランガイドを結びつける新たな挑戦

 日本ミシュランタイヤは10月にインタネットによるニュースレターを活用してタイヤ製品とミシュランガイドを合わせてエンドユーザーに提案する活動をスタートさせた。こうした活動はミシュラングループとして初の試みとなる。日本ミシュランタイヤ乗用車・商用車タイヤ事業部マーケティング部の友住麻衣子氏は「日本で成功すれば海外にも展開する可能性がある」と話す。 タイヤとミシュランガイドを結びつける新たな挑戦  ―…

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技術の挑戦で成長を――横浜ゴムのタイヤ消費財戦略
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技術の挑戦で成長を――横浜ゴムのタイヤ消費財戦略

 横浜ゴムの新中期経営計画「GD2020」で要となっているタイヤ消費財戦略。“技術と品質でプレミアムカーから指定されるタイヤメーカー”を目指し、高性能商品を柱としたプレミアムカー戦略を掲げる中、今年は「ADVAN Sport V105」がBMWの承認を獲得したことが発表された。同社にとって、プレミアムカーの新車装着はどのような意味を持つのか。挾間浩久常務執行役員タイヤ直需営業本部長に話を聞いた。 …

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革新を起こす――ミシュラン生産財タイヤ事業の展望
事業戦略 2,238
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革新を起こす――ミシュラン生産財タイヤ事業の展望

 シングルタイヤの拡販や新たなタイヤ管理システムの導入などトラック・バス用タイヤ事業を積極化している日本ミシュランタイヤ。今年1月には生産財タイヤの各カテゴリーを統合して組織体制を“点”から“面”に移行し展開を加速させている。今後、商用車でも自動運転技術や電気自動車が普及すると見込まれる中、どのようにビジネスは変化していくのか――生産財事業を統括するB2Bタイヤ事業部の高橋敬明常務執行役員に現況と…

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住友ゴムのフラッグシップ工場、白河工場が果たすべき役割
事業戦略 2,370
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住友ゴムのフラッグシップ工場、白河工場が果たすべき役割

 住友ゴム工業の国内最大級の生産規模を誇る白河工場(福島県)は、生産技術面でも最新工法を開発し、発信する重要な役割を担う。モビリティ社会の変化に伴いタイヤに求められる性能が進化し、さらに事業のグローバル化が加速する中、工場のあるべき姿はどう変わっていくのか――藤本紀文工場長(住友ゴム執行役員)に展望を聞いた。 ――住友ゴムグループの中で白河工場の役割は。  「住友ゴムグループのフラッグシップ工場と…

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意匠と性能を両立 ブリヂストンのタイヤパターン開発の真髄
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意匠と性能を両立 ブリヂストンのタイヤパターン開発の真髄

 国内市場だけでも年間約10種類前後の新しいパターン(溝)のタイヤを発売しているブリヂストン。グローバルでの商品数はその数倍に及ぶ。いずれも従来商品を上回る低燃費性能や高いグリップ性能など様々な特徴を有しているが、そのパターン形状で同じものは一つとしてない。そしてこの溝が、ユーザーがタイヤを選ぶ際に、外観面で最も分かりやすい“顔”となる。パターンデザイナーたちは、日々どのような創意工夫を行っている…

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「空気の流れ」に着目した東洋ゴムのノイズ低減技術
事業戦略 2,069
2,069

「空気の流れ」に着目した東洋ゴムのノイズ低減技術

 東洋ゴム工業はこのほど、タイヤのノイズの原因となる空洞共鳴音を可視化するシミュレーション技術を完成させ、騒音を最大で4分の1に低減するデバイスを開発した。  タイヤに起因する音は、パターンノイズとロードノイズの2つがあるが、今回の技術はロードノイズを低減するもの。クルマで走行していると、荒れた路面での“ゴー”という音や、道路の継ぎ目を通過した際に“パカーン”という音が聞こえるが、これが車内騒音の…

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オールシーズンタイヤ 国内市場の新たな選択肢へ
事業戦略 17,950
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オールシーズンタイヤ 国内市場の新たな選択肢へ

 近年、国内の市販用タイヤ市場に乗用車用オールシーズンタイヤを投入する動きが活発だ。2016年からオールシーズンタイヤの販売を加速させている日本グッドイヤーや、国内でファルケンブランドの訴求を強める住友ゴム工業に加え、日本ミシュランタイヤやマキシスインターナショナルジャパンなども参入。オールシーズンタイヤのラインアップを拡充したオートバックスセブンの新しい取り組みとメーカー各社が上市する商品の特徴…

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日本ミシュランタイヤ人事担当の石澤執行役員 「もっと危機感を」
事業戦略 2,629
2,629

日本ミシュランタイヤ人事担当の石澤執行役員 「もっと危機感を」

 今年1月に日本ミシュランタイヤの人事担当執行役員に就任した石澤千夏氏。グループが目標に掲げている“変革”に対して、いかに社員の成長を進めていくのか。 もっと危機感を持ち、目を覚ましてほしい――社員の変化を成長へ  ――人事面での課題は。  「ミシュラングループでは毎年5カ年計画で様々な戦略を立てているが、環境の変化に対して追いつけていないという認識がある。世の中がすごいスピードで変わっているのに…

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ブリヂストンの原秀男フェローに聞くタイヤの未来は――
事業戦略 2,537
2,537

ブリヂストンの原秀男フェローに聞くタイヤの未来は――

 開発が加速する自動運転やコネクテッドカー、カーシェアリングサービスなど、自動車産業を取り巻く環境が大きく変化する中、将来のタイヤにはどのような機能が求められていくのか。これまで多くのイノベーションを生み出してきたブリヂストンが目指す姿や将来の可能性を、技術スポークスパーソンの原秀男フェローに聞いた。  ――自動運転車などの普及を見据えてタイヤ未来像は。  「コネクテッドカーやシェアリングカーなど…

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横浜ゴムと成長目指す愛知タイヤ工業 強みを融合し市場開拓へ
事業戦略 5,690
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横浜ゴムと成長目指す愛知タイヤ工業 強みを融合し市場開拓へ

 横浜ゴムが昨年3月に買収した愛知タイヤ工業(愛知県小牧市)は、倉庫などで使用される産業車両向けタイヤの老舗。このカテゴリーで国内トップクラスのメーカーが横浜ゴムの傘下に入った理由はどこにあるのか、また横浜ゴムにとってどういったメリットがあるのか――。「成長の可能性はまだまだある」と意欲を示す黒川泰弘会長(横浜ゴム執行役員)に今後の展望を聞いた。 将来は生産拡大も視野に  ――横浜ゴムが愛知タイヤ…

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「ベンチマークになり続ける」ミシュランの2輪車タイヤ戦略
事業戦略 1,431
1,431

「ベンチマークになり続ける」ミシュランの2輪車タイヤ戦略

 仏ミシュランは1月からモーターサイクル用スポーツツーリングタイヤの新商品「MICHELIN Road 5」(ミシュラン・ロード・ファイブ)を各国で順次発売する。グローバルで1回目となるプレスイベントのため来日したアジア地区コマーシャルディレクターのアダム・ストーレイ氏に事業の展望と日本市場の位置付けを聞いた。 高性能スポーツの成長に期待  ――グローバルでのMC事業の状況は。  「アジアや南米な…

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